巨人大勢が初実戦で最速155kmもフォーム改造に他球団から疑問の声…侍J栗山監督もヤキモキ

公開日: 更新日:

 ネット裏で紅白戦を視察した他球団スコアラーがこう言った。

「155キロが出ていた? 球速をアップさせるためのフォーム改造と言うけど、増田陸と育成の選手にも捉えられていた。はっきり言ってそんなにスピードが出ているようには見えませんでした。どういう投球フォームにしようと、本人がしっくりきていればいいんだけど、キャンプイン早々のブルペンを見たときは、抑えが効いていない印象を受けました。まだしっくりきていないんじゃないか。3月にWBCがあるのに、あそこまでフォームを変えるなんてチャレンジャーですよね」

侍ジャパンは投球フォーム改造ブーム

 そういえば、侍ジャパンに選出されている中日の髙橋宏斗も、代表のエースでオリックス山本由伸に弟子入りしたことで、師匠とウリ二つのフォームに変更。仰天した立浪監督が「彼(オリックス・山本)のいいところ、髙橋のいいところがある。全部一緒にしようとすると、おかしくなる」と苦言を呈し、慌てて元のフォームに戻すというドタバタがあったばかりだ。

大勢も『まだ物足りない』と言っているし、しっくりこないようなら、どこかで昨年のフォームに戻す可能性もある」(巨人のチーム関係者)

 いよいよ17日から代表の宮崎合宿が始まる。侍ジャパンの投球フォーム改造ブームに、最も心中穏やかじゃないのは、栗山監督だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった