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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

シャルケFW上月壮一郎が激白! 1年でドイツ5部→1部に上り詰めた若き新星の現在地

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上月壮一郎(シャルケ・FW/22歳)

「上月は日本人の可能性を示してくれている。J2でやっていた選手がドイツに渡って下部リーグから始め、評価されてブンデスリーガ1部でプレーするというのは本当に夢。そういうサクセスストーリーを若い選手に見せてくれている」

 日本代表の森保一監督にこう言わしめたのは新星は、2021年末に京都を契約満了になり、そこからわずか1年で欧州5大リーグに上り詰めたのは驚きだ。

「今は自分のキャリアが注目されてますけど、結果を残せばそこについてはあまり触れられなくなると思う。違う話題に変えられるようにしたい」と本人は目を輝かせる。

  ◇   ◇   ◇

 カタールW杯後の欧州で最も日本サッカー界に衝撃を与えたのが、この若武者だろう。

 1月21日のフランクフルト戦で先発を飾ると、24日のライプツィヒ戦では初ゴールを決めた。それもクロアチア代表で一世を風靡したDFクバルディオルの背後を取り、そのまま持ち込んで決めるという離れ技をやってのけたのだ。

 ブンデスデビューから5戦連続スタメンで右サイドからの鋭い突破を見せつけた。

 その後、3試合をケガなどもあって欠場したが、終盤戦に向けてシャルケの1部残留請負人としての重責を託されるに違いない。

「(ライス)監督が僕を出してくれてる理由は守備の強度だったり、ボールを持った時に1対1で仕掛ける部分だと思う。それをやらなければ僕は出られない。毎試合、チャレンジしようと思っています。そうしなければ成長もないので。ただ、タテ一辺倒だと相手に読まれてしまう。そういう時こそ周りの選手を使ったり、裏への走りから一発、決めるような攻撃が必要になってくる。練習から仲間と意思疎通を図りながらやっていきます」

 片言のドイツ語と英語を交えてコミュニケーションを取って連携を強化していく構えだ。

 日本代表の右FWというと伊東純也(スタッド・ランス)と堂安律(フライブルク)の2人が代表格。久保建英(レアル・ソシエダ)もここに入るケースがあり、新星FWの代表入りはハードルが高い。

 ただ、2017年U-20W杯(インド)に久保とともに参戦した上月にしてみれば、日の丸は目指すべき場所に他ならない。

「もちろん代表は目指してますけど、目の前の試合で結果を出さないと話にならない。森保監督が視察に来た(2月4日の)ボルシアMG戦で、もっと走って点を決めてたら、胸を張ってそう言えたと思うんですが、1試合1試合、1日1日が必死なんで、なかなかそこに意識は向けられないのが現状ですね。でも同い年の由勢(菅原=AZ)や敬斗(中村=LASKリンツ)も欧州で活躍している。僕らはU-17の頃から『みんなで切磋琢磨して絶対に上に行こう』って話し合っていたんで、頑張ってきますよ」と2000年生まれ世代の面々とともに一気に台頭していく気構えだ。

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