ビーチサッカーアジア予選がタイ・パタヤで開幕 オズ・ジャパン悲願のW杯初制覇へ視界良好

公開日: 更新日:

「AFCビーチサッカー アジアカップ 2023」が16日にタイ・パタヤで開幕する。

 参加国はホスト国のタイ、日本代表など計16チーム。C組に入った日本は17日にインドネシア、19日に中国、21日にレバノンと対戦する(キックオフはすべて現地午後6時30分)。A~D組の各上位2カ国が決勝トーナメント1回戦(22、23日)に進み、25日の準決勝を勝ち上がったチームが、26日の決勝でアジアのビーチ王者をかけて激突する。

 今大会は、秋開催のFIFAビーチサッカーワールドカップのアジア予選を兼ねており、アジアの出場枠4(準決勝出場国)を争う。

■ワールドカップ制覇まであと一歩

 2019年のパラグアイ・ワールドカップでラモス瑠偉率いる日本代表がベスト4に入り、2021年のロシア大会では決勝に進み、惜しくも地元・ロシアに敗れて優勝カップは逃したが、ワールドカップ制覇が手の届くところまで近付いていることを知らしめた。

 次ワールドカップで大願成就なるか、注目を集めている。

 今代表は選手兼監督の大黒柱・茂怜羅オズを中心にベテラン、中堅、若手とバランスの取れた布陣となっている。初のワールドカップとなるGK柴本、FP木船、山田のフレッシュ組が、どんな溌溂としたプレーを見せてくれるか、大いに注目したい。

 チームは沖縄で2度の合宿を行い、9日にタイ入りして12日はタイ代表と、翌13日にはオマーン代表と調整試合を行った。

 タイ戦では、足元の技術の高いGK柴本が第1ピリオド(P)にリフティングからのゴールを決め、第3PではFPの山田と木船が連続ゴールをゲットしてタイを突き放した。

 沖縄合宿から取り組んできた「ハイプレスをかけて試合の主導権を掌握する」というテーマの仕上がりも良好。前ワールドカップ準優勝のオズ・ジャパンの好パフォーマンスが随所に見られるだろう。

 なお、15日にFP奥山が怪我のために離脱することになり、代わってラソアペーゴ北九州のFP伊藤龍之介が招集された。

●選手兼監督 茂怜羅オズ(東京ヴェルディBS)

●GK 
河合雄介(東京ヴェルディBS)
柴本慎也(東京ヴェルディBS)

●FP 
山内悠誠(東京ヴェルディBS)
茂怜羅オズ(東京ヴェルディBS)
奥山正憲(レーヴェ横浜
松田康佑(レーヴェ横浜)
松尾那緒弥(アヴェルダージ熊本BS)
赤熊卓弥(ラソアベーゴ熊本)
上里琢文(東京ヴェルディBS)
大場崇晃(レーヴェ横浜)
木船裕樹(アヴェルダージ熊本BS)
山田貴仁(東京ヴェルディBS)

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