大谷翔平が天敵から6年目で初アーチも…ライバル球団「好投手と救援左腕」投入に大苦戦中

公開日: 更新日:

緩急が加わると苦戦、各球団は試合終盤に“左腕”投入

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「大谷はコール、バーランダーを筆頭に、速球と低めの変化球を巧みに投げ分けるタイプの投手を比較的、苦手にしています。イオバルディやバルデスのように緩急を駆使する投手も打ちあぐねる傾向にあり、低めの変化球にタイミングを狂わされたり、直球にバットが空を切るケースは少なくありません。大谷は速球や低めの変化球にも対応する力量を持ち合わせていますが、これに緩急が加わると惑わされるケースが多い」

 本塁打王を狙う大谷には救援左腕も立ちはだかる。各球団とも試合終盤になると大谷を封じるため、判で押したように左腕を投入するケースが目立つ。実際、相手の思うつぼにはまるのは珍しくなく、右腕からは約14打席に1本の割合で一発を放っているのに対し、左腕からは20打席に1本と本塁打の生産性が低い。

 今季はマリナーズのセットアッパー・スピアー(1勝0敗、防御率0.63)、パドレスの守護神・ヘイダー(11セーブ、同1.06)、レンジャーズ・スミス(6セーブ、同3.21)ら好調な救援左腕が少なくない。

「大谷は変則左腕を苦にしており、スピアーやヘイダーのようなサイドハンド気味のタイプには苦戦すると思う」(前出の友成氏)

 天敵を攻略できれば、タイトルに近づきそうだが……。

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