今年は東都大学が豊作だが…ドラ1候補投手たちが抱えるそれぞれの「キズ」

公開日: 更新日:

 そういえば、他球団の同僚が担当した大学生野手も、モノはいいのに2試合続けてフル出場しただけでヘロヘロになるほど体力がないらしい。大学時代、下級生のときからレギュラーで試合に出ていた野手ですら、そんな調子。「大学生は即戦力」なんて言葉はもはや死語なのか。

「選手に投げ込みや走り込みをガンガンやらせてる学校も中にはある。けど、そんなのは、ほんの一部。専門のトレーニングコーチやトレーナーがついて、選手を科学的に鍛えるようになった。それが悪いとは言わないが、投手はやっぱり、ある程度、投げ込みをしなければ肩のスタミナはつかないと思う」と部長。

 最近の高校生や大学生の体力不足はコロナが原因といわれるが、必ずしもそれだけが理由ではないということか。

「ま、オレなんかは学生のころ、監督のシゴキが嫌で嫌で、いかにしてサボるか、逃げるか、そんなことばかり考えていたような気がするけど、いまは時代が違うってことスか……」

 部長にこういうと、「サボることばかり考えてるのは、いまも変わらないじゃねーか。東都のドラ1候補にキズがあるんだったら、代わりの1位候補を探してくるのがおまえの仕事だろ!」だって。

 来週入れてたゴルフ場の予約は、さすがにキャンセルした方がいいと思ったね。

(プロ野球覆面スカウト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々