若虎に寄り添う岡田監督「通算7年」のファーム指導 忘れられない2001年二軍キャンプ特訓

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 約1時間。ほとんどが二塁ベース上の連係プレーの反復だった。「よっしゃ。今の呼吸やで。忘れんなよ」。うれしそうにほほ笑む今岡と関本。練習後には3人がトンボを持ち、ザッザッザッとグラウンドをならし始める。本球場を使わず、阪神園芸のキーパーを連れてこなかったのも、彼らの拘束時間が長くなるからという岡田監督の配慮だった。

「おい。おまえも手伝えよ」。びっくりした私は逃げる口実に「でも革靴なんです。これで神聖なグラウンドに入ったら怒られますしねぇ」「かまへん、かまへん。目をつぶったるわ」。土ぼこりが舞う中、4人で作業を終えると褒美のネタのつもりだったのか、岡田監督が話し始めた。

「悪いけど、上の安芸組よりこっちの2人の方が力は上やで。野村監督なりの考えはあるんやろうけど、プロの二遊間はそんな簡単に組めるもんやない。上の2人は新人なんやで。だから必ず上に呼ばれる時がくる。こうしてやっとんのもそのため。本人たちにも『くさったらあかんで』とずっと言うとるよ」

 その頃から揺らがなかった岡田監督の守備&二遊間重視。大型内野手として期待されていた今岡と関本は5年目を迎えていただけに、二軍送りの措置に疑問を感じていたのかもしれない。

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