阪神・加治屋蓮がプロ野球人生「2度目のブレーク」果たした背景 古巣担当スカウト明かす

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 14日のオリックス戦の七回に失策絡みで今季初失点したものの、それまで開幕から22試合連続無失点は阪神の球団記録。防御率はいまだ0.00と抜群の安定感を誇っている。新天地への移籍3年目にプロ野球人生2度目のブレークを果たしているのが右腕・加治屋蓮(31)だ。

■チームを支える防御率0.00のセットアッパー

 宮崎県立福島高、JR九州を経て2013年ドラフト1位でソフトバンクに入団。16年に初めて一軍登板すると、18年はセットアッパーとして球団記録タイの72試合で腕を振り、4勝3敗31ホールド、防御率3.38。監督推薦で球宴も経験した。ところが、翌年から一軍登板が激減し、20年オフに戦力外に。

 拾われた先の阪神で返り咲いた形だ。

「こうして活躍してくれるのは素直にうれしい。スカウト冥利に尽きます」とは、ソフトバンクの甲斐、今宮、牧原らの獲得に携わった福山龍太郎チーフスカウト。加治屋が無名だった福島高時代から見てきた担当スカウトなだけに、その思いはひとしおだ。獲得当時についてこう話す。

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