男子110m障害・泉谷駿介 世界最高峰シリーズ初出場Vの快挙も…恩師からは厳しい評価

公開日: 更新日:

■「考え方や引き出しが多くなれば世界大会で生きる」

 ランキング2位で臨んだ2年前の東京五輪では日本勢では57年ぶりとなる準決勝へ進出したものの、やはりハードルに脚をぶつけ、全体10位(13秒35)で決勝に進めなかった。昨年の世界陸上(オレゴン)も13秒42で準決勝止まりだった。

 前出の越川氏は続ける。

「この優勝により『7月のロンドン大会に出られるかもしれない』と泉谷は言ってました。今回は世界陸上の選考会を兼ねる全米選手権(6日開幕)の直前だったので強い米国勢は欠場していたが、海外の試合で力のある外国選手に勝ったり、負けたりして課題が見つかり、修正していけばいい。考え方や引き出しが多くなれば世界大会で生きる」

 ちなみに昨年の世界陸上110㍍障害で連覇を達成したG・ホロウェイ(米国)のタイムは13秒03。今年のブダペスト大会の決勝は日本時間8月22日午前4時40分。ここに泉谷の姿はあるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?