岡田監督には“全否定”されたが…矢野燿大前監督が講演会で明かした阪神快進撃の「土台」

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佐藤輝や大山はポジション固定がハマる

 もっとも、4年間かけて選手に植えつけてきた「矢野イズム」は、今季から就任した岡田彰布監督(65)によって否定された。佐藤輝や大山悠輔に複数ポジションを守らせ、良く言えば可能性を引き出そうとしたものの、岡田監督はその佐藤輝を三塁、大山を一塁に固定。遊撃の中野拓夢を二塁にコンバートし、これがハマった。得点時のガッツポーズなども、「パフォーマンスは不要」という岡田監督によって廃止に。その結果、チームは首位を独走しているのは皮肉といえば皮肉である。

 とはいえ、近本光司や中野ら今の主力選手の多くは矢野前監督が抜擢したからこそ今がある。前出のファンは「矢野前監督は、『俺は育てるというのはめっちゃ好き』とも言っていた」という。手塩にかけて育てた面々が今季の快進撃の土台になっているとすれば、矢野政権の4年間もムダではなかったか。

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