水球・浦映月が「現状を知った」 世界選手権で負けたからこそ見えてきたもの

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水球・浦映月(20歳・秀明大)

 水球女子日本代表の目標は2024年パリ五輪出場だ。東京五輪は開催国枠で初出場。今回は自力で出場枠を掴み取らなくてはいけない。

 そのために23日に開幕するアジア大会で優勝する必要がある(V逸の場合は24年2月の世界水泳選手権に持ち越し)。日本代表の前に大きな壁として立ちはだかるのが中国だ。

 さる7月の世界水泳選手権(福岡)では、10-18と完敗。ハードルは高いように思われるが、浦はキッパリとした口調で、「福岡で敗れたからこそ見えてきたものがあります」と言い、こう続ける。

「自分たちの何が悪くて、どうしてやられてしまっていたのかが分かったし、改めて自分たちの現状を知ることができた。具体的に言うと、今の日本代表チームはオフェンスに特化しすぎていて、ディフェンスがないがしろになっていたんです。1点の重みがなさすぎた。守備の連係が薄くて、そこが穴になっていました。それが顕著に分かった試合だったんです。試合を分析することによって、見えてくるものがある。同じようにはやられないよう、取り組んでいます」

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