水球・浦映月が「現状を知った」 世界選手権で負けたからこそ見えてきたもの

公開日: 更新日:

水球・浦映月(20歳・秀明大)

 水球女子日本代表の目標は2024年パリ五輪出場だ。東京五輪は開催国枠で初出場。今回は自力で出場枠を掴み取らなくてはいけない。

 そのために23日に開幕するアジア大会で優勝する必要がある(V逸の場合は24年2月の世界水泳選手権に持ち越し)。日本代表の前に大きな壁として立ちはだかるのが中国だ。

 さる7月の世界水泳選手権(福岡)では、10-18と完敗。ハードルは高いように思われるが、浦はキッパリとした口調で、「福岡で敗れたからこそ見えてきたものがあります」と言い、こう続ける。

「自分たちの何が悪くて、どうしてやられてしまっていたのかが分かったし、改めて自分たちの現状を知ることができた。具体的に言うと、今の日本代表チームはオフェンスに特化しすぎていて、ディフェンスがないがしろになっていたんです。1点の重みがなさすぎた。守備の連係が薄くて、そこが穴になっていました。それが顕著に分かった試合だったんです。試合を分析することによって、見えてくるものがある。同じようにはやられないよう、取り組んでいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態