巨人監督交代会見は原前監督の独壇場…低迷の反省も総括もなく、しゃべり倒してサヨウナラ
2年連続Bクラスの巨人は6日、都内の球団事務所で監督交代会見を行った。原辰徳監督(65)、阿部慎之助新監督(44)、山口寿一オーナー(66)の3人が出席した。
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会見の中で原監督が「巨人の監督はやっぱり『陽』でなければいけない」と言った。阿部新監督はこれを受けて「私が二軍監督に就任した際に『指導者は“行”だ』と叱咤激励を……」と話したところで「1回怒ったことがあったよあ」と言葉をさえぎり、「二軍監督をやっていて背中をイスにつけて試合を見ていたので~」などと横ヤリ。新監督は「覚えています」と苦笑いするしかなかった。
25分間の会見中、どっちが“主役”か分からないほど、しゃべり倒した原監督。しかし、2年連続4位に終わった惨敗については、結局触れずじまい。優勝争いにも絡めなかったこの2年間の反省と総括なくして巨人の再建はない、にもかかわらずだ。