岡田監督には85年日本一の「成功体験」が! シリーズ初戦 佐藤輝明“奇襲二盗”のウラ側

公開日: 更新日:

■死球で出塁し、初球いきなり二盗

「初球にフォークが来ると見抜いた佐藤の盗塁を見た時、1985年の西武との日本シリーズ初戦を思い出しましたよ。阪神池田、西武松沼博の両先発による緊迫した投手戦。岡田は五回まで2打席無安打で、六回2死、松沼から左胸に死球を食らった。箇所が箇所だけにしばらく起き上がれなかったが、治療もせず一塁に行くと、続く佐野の初球にいきなり二盗を成功させたんです。死球直後で西武バッテリーは走ってくるはずがない、と油断していたし、松沼が初球に緩いシンカーを投げてくることも見抜いていたのでしょう。得点には結びつかなかったものの、岡田の盗塁が反撃ののろしとなり、阪神は八回に松沼を攻略。3点を奪って勝利し、日本一の足がかりをつくりました」

 ちなみに当時の岡田監督と佐藤は、ともにシーズン7盗塁だった。

 岡田監督の成功体験に裏打ちされた秘策は、3戦目以降も見られるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か