オリックス山﨑福也が逡巡するFA行使…大恩人・中嶋監督への「情」か、“1億円”大型契約の「利」か

公開日: 更新日:

 オリックス山﨑福也(31)が迷いに迷っているという。

 先発した1日の日本シリーズ4戦目は5回途中3失点で降板。1点ビハインドの五回、先頭の近本にヒットを打たれ、中野の犠打を処理したものの、一塁に悪送球。無死、一、二塁となり、ここに至って中嶋監督が重い腰を上げ、投手交代を告げた。

 そんな山﨑は今オフ、ある選択をしなければいけない。今季取得したFAを行使して移籍するか、残留するかだ。

■移籍ならバラ色のオフ

 移籍ならバラ色のオフが待っている。山﨑は年俸6000万円の「お手頃価格」で、獲得する球団に補償が発生しないCランク。巨人ソフトバンクから高く評価されており、宣言すれば複数球団による争奪戦は必至。大型契約、自身初の1億円の大台突破……どちらも夢ではない。

 しかし、中嶋監督に受けた恩もデカい。

「山﨑は明大から2014年ドラ1で入団するも、起用法が一定せず、先発、中継ぎ、ロングリリーフと数年にわたって便利屋扱いされていた。そんな山﨑を先発として一本立ちさせたのが、19年に就任した中嶋二軍監督です。腕の振りを素早くコンパクトにするようフォームにメスを入れるなど、付きっきりで指導。そのかいもあって、課題だった制球も安定するようになった。山﨑にすれば、中嶋監督は自分を覚醒させてくれた大恩人なんです」(球団OB)

 移籍で「利」を取るか、「情」で残留するか。そう簡単に結論は出なそうだ。

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