阿部巨人の“初勝利”に貢献も…原監督時代にチヤホヤされた「高卒有望株」4人は崖っぷち

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助監督(44)が10日、就任後初の実戦となった侍ジャパンとの練習試合で“初勝利”を挙げた。

 先発の松井颯(23)は3回を5安打。四回から堀田賢慎(22)が3回を1安打、育成のルシアーノ(23)が続き、4番手の直江大輔(23)は九回に2死満塁のピンチを招いたものの、チームメートの門脇の左翼線への飛球を左翼手・立岡がダイビングキャッチ。4投手の完封リレーで巨人が1-0で勝利した。さる巨人OBが言う。

「特に来季5年目を迎える堀田と6年目の直江の高卒投手2人は、原前監督時代からずっと期待されてきた『有望株』。でも、堀田は新人時代に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響で出遅れ、21年終盤に実戦復帰してからも22、23年と一軍で台頭するには至っていない。直江にしても、一軍で起用された20年にヘルニアの手術をして離脱してから鳴かず飛ばず。こちらも21年に復帰しているが、今季は中継ぎで16試合に登板。原前監督に期待された先発としては一軍の戦力になれていません」

 野手もしかりだ。

 この日、5年目の増田陸(23)と4年目の菊田拡和(22)が連打で好機を演出した。いずれも原前監督が「右の和製大砲候補」として期待を寄せていた、こちらも「有望株」だ。ただ、増田陸は今季一軍戦の出場ゼロ。菊田も5打数無安打に終わっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?