阿部監督は新生巨人で原野球を継承せず…目指すはライバル岡田阪神ばりの守備力強化

公開日: 更新日:

 日本シリーズの熱戦の裏で、巨人阿部慎之助新監督(44)の「クッタクタになるまでやってもらう」という号令の下、宮崎秋季キャンプで泥まみれになっている。

「そんな阿部監督は守備力重視の方針を打ち出しています。すでに、一塁の岡本、三塁の坂本、遊撃の門脇のレギュラーを確約していますが、複数選手を競わせるそれ以外のポジションも『守れないと(試合に)出られない』とディフェンス力を優先していく考えです。原前監督はどちらかといえば攻撃力に重きを置いた。今季も外野ではブリンソンやウォーカーを重用。守備で何度も致命的なミスを犯しても、長打に期待した。阿部監督が目指すのは、原野球の継承というより、むしろ阪神の岡田野球ということになる。岡田監督は昨季まで流動的だった二塁に中野を遊撃からコンバート、遊撃の木浪と中堅の近本とともにセンターラインを固定することで、18年ぶりのリーグ優勝を引き寄せた。目指す方向は間違っていないでしょう」(巨人OB)

 巨人は今季、リーグトップの164本塁打をマーク。しかし、阿部監督は長打はアテにしないとばかりに、「打つって水物」ときっぱりだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも