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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャーのFA移籍市場は空前の“日本人バブル” 10年で30倍以上の値上がり!

公開日: 更新日:

■20年代には再び日本人野手に注目が

 この氷河期は「キューバ亡命組バブル」が消滅した18年ごろに終わり、20年代になると再び日本人野手に目が向くようになった。FA市場はその後、売り手市場が続いたこともあり、またバブル現象が見られるようになった。それを象徴するのが、22年に5年8500万ドルの契約でカブスに入団した鈴木誠也と、23年に5年9000万ドルの契約でレッドソックスに入団した吉田正尚である。

 ここまで契約規模が暴騰すると日本人野手の獲得は困難と、韓国人野手に目を向ける球団も出てくる。韓国人選手は、以前は、パワーはあるが守備がお粗末というイメージがあった。守備の達人・金河成(キム・ハソン=パドレス)の出現でそれは過去のものになり、今オフのFA市場では打撃、守備ともトップクラスと評判の韓国人外野手・李政厚(イ・ジョンフ。元中日、李鍾範の長男)の獲得に数球団が名乗りを上げた。獲得合戦を制したのはジャイアンツで、16日に球団から6年1億1300万ドルの契約で合意したという発表があった。背番号は尊敬するイチローの番号「51」をつける。

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