女性ランナーは「厚底シューズ」に不向き? 専門家が明かす「骨盤」「股関節」「人種」の違い

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 先月の大阪国際女子マラソンで前田穂南(27)が2時間18分59秒で優勝。19年ぶりに野口みずきの持つ日本記録(2005年ベルリン.2時間19分12秒)を更新した。

 一方の男子は“記録ラッシュ”だ。18年の東京で設楽悠太(32)が2時間6分11秒をマーク。高岡寿成の日本記録を16年ぶりに5秒更新すると、同年のシカゴで大迫傑(32)が2時間5分50秒で新記録を樹立。大迫は20年の東京でも2時間5分29秒で自身の日本記録を更新。さらに21年のびわ湖毎日では鈴木健吾(28)が「5分の壁」を破る2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。

 男子の新記録は、いずれも18年にマラソン界に登場した厚底シューズのおかげだが、ならば女子の日本記録ももっと早く更新されてもよかったのではないか。

 女子はカーボンプレートが内蔵された厚底シューズのメリットを生かせないのか。

 アスリートの体に詳しい平山昌弘氏(フィジカルトレーナー)は、「厚底シューズが開発されたきっかけと男女の骨盤の違い」を指摘する。

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