ビーチサッカーW杯 日本はブラジルに完敗…4強入り逃がす

公開日: 更新日:

 アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のビーチサッカーW杯。優勝候補の日本代表(FIFA世界ランク6位)は22日、準々決勝で同1位のブラジルと対戦して4-8で敗退。ベスト4入りを逃した。

 試合は、彼我の「決定力の違い」「多彩なゴールパターンの差」が浮き彫りとなり、スコア以上の完敗劇となった。

 第1ピリオド(ビーチサッカーは1P・12分の3P制=計36分)が始まって1分半。ブラジルは日本ゴール左前にいた選手が、腰にボールを当てて先制点をゲット。

 6分には、GK河合雄介(35=東京ヴェルディBS)からファウルを受けて前のめりに倒れたブラジル選手が、ゴールラインの1メートル手前で「這いつくばりながら頭でボールを押し込んで」2点目を決めた。 

 その後もFK、ドリブルシュート、ダイレクトジャンピングボレーシュート……と多種多様のゴールでリードを広げていったブラジルは、第3P開始直後にも加点して7ー0と大量リードを奪った。

 日本は、監督兼選手の大黒柱・茂怜羅オズ(38=東京ヴェルディBS)を出場停止で欠き、攻守にブラジルに圧倒されながらも、第3Pの3分にW杯初出場のFW山田貴仁(28=東京ヴェルディBS)が、相手ゴール前のこぼれ球を蹴り込んでW杯初ゴール。4分、オズに代わってキャプテンマークを巻いたFP大場崇晃(31=レーヴェ横浜)が得意のオーバーヘッドシュートを決めて2点目。

 その1分後にはGK河合が、リフティングしながら攻め入って右足ボレーシュート。狙いすましたボールは途中でググっと落ちてゴール右上隅にズドン! 得意のドライブシュートを決めた河合は、ガッツポーズをしながら雄たけびを挙げた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波