著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

国内開催の欧州ツアーで期待する日本男子プロの「その瞬間」

公開日: 更新日:

 今年に入って男子ゴルフが活気づいてきた。といっても国内のことではない。2週前の米ツアー「ジェネシス招待」では、松山英樹が6打差を大逆転。アジア勢最多の9勝目をマークした。その前週のDPワールドツアー(欧州ツアー=以下DPWT)の「コマーシャルバンク・カタール・マスターズ」では、星野陸也が同ツアー初優勝を成し遂げた。昨年9月には、DPWTのフランスオープンで久常涼が優勝。星野は同ツアーでは日本人4人目の快挙となった。

 長年米ツアーを主戦場にする松山はともかく、今や日本の若手は完全に海外に目を向けているが、国内のスポーツははるか以前からグローバル化の波に乗り、世界を舞台に活躍している。その中で男子ゴルフだけが、「流れ」に乗り遅れているのが人気低迷の原因だった。これは、ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)や主催者(スポンサー)、その他の関係者に大局的な展望が欠けていたためでもある。

 変化が見えたのは昨年のこと。国内初のDPWTの開催だ。実現させたISPS(国際スポーツ振興協会)半田晴久会長の手腕が大きい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情