著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

国内開催の欧州ツアーで期待する日本男子プロの「その瞬間」

公開日: 更新日:

 半田会長は常々、男子ゴルフ界の低迷を嘆いていた。

「あらゆるスポーツがグローバル化して活気を呈しているのに、男子ゴルフだけが内向きで、時代の流れに逆行しています。そのため今や実力のバロメーターである世界ランキングポイントが下落の一途で、海外雄飛を目指す若者の夢や希望を阻んでいます。これを打破するには、国内で世界ランキングの高い試合をつくるしかなく、それには国際的な大会を開くしかありません。だから私はあらゆるコネとディベート力を使ってDPWTの日本開催を実現させました」

 昨年の「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(茨城県・PGM石岡GC)には90人のDPWT選手が参加。日本選手でベスト10入りしたのは4位タイの岩田寛だけだったが、半田会長の思惑通り、国内大会における世界ランキングポイントは文句なしのトップだった。

 今年行われる「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(4月25~28日)は、世界的に知名度の高い太平洋クラブ御殿場コースが舞台。これも半田氏の希望によるものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情