ヤクルト村上宗隆が「10年連続GG賞」の広島・菊池涼介に弟子入りした深~いワケ

公開日: 更新日:

 元三冠王が着々と準備を進めている。

 ヤクルトの村上宗隆(24)である。2022年は史上最年少の22歳で三冠王を獲得し、リーグ優勝に貢献した。しかし、昨季は打率.256、31本塁打、84打点で無冠。主砲の不振と比例してチームも5位に沈んだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 今季はバットを1センチ長くするなど、形状を変えて臨んでいるが、試行錯誤しているのは打撃だけではない。

 昨季両リーグ最多の22失策を記録した三塁の守備である。そのため、オフから「守備力アップ」をテーマに掲げ、「他のチームの方に教えてもらう機会は自主トレしかない」と二塁手として13年から10年連続ゴールデングラブ賞の広島・菊池涼介(33)に弟子入りを志願した。

 1月17日までは例年通り、ヤクルトの先輩である青木らと宮崎県内で自主トレを行い、同20日からは静岡市内の球場で行われている菊池の自主トレに合流。「宮崎から静岡」に場所を変えて、異例となる「自主トレのハシゴ」を敢行したのだ。

「いずれメジャーに挑戦したいので、もっとうまくなりたい」と依頼したという村上に、「シーズン中に『守備を教えてください』と言われた。すぐに教えられないし、『自主トレに来れば?』って誘ったのがスタート」とした菊池がこう証言する。

「今の守備力だと一塁。日本人選手がメジャーに行って守れるのが一塁だけじゃ、もっと打たないといけないわけだから厳しい。メジャーでも三塁をやりたいなら、しっかり守れないとダメですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?