群馬勢として初の快挙!センバツ制した健大高崎の「スペクタクル」な資金力とスカウト活動

公開日: 更新日:

 紫紺の優勝旗を初めて群馬県にもたらした。

 昨31日のセンバツ高校野球決勝戦は、健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)に3-2で勝利。群馬県勢のセンバツ優勝は史上初の快挙である。

【写真】この記事の関連写真を見る(36枚)

 健大高崎は2002年創部。当時から指揮を執る青柳監督は、機動力を駆使した「機動破壊」をモットーに、12年のセンバツではチームを4強に導いた。

 現在は機動破壊に加え、「スペクタクルベースボール」も掲げている。「見る者を魅了する壮観な野球」という意味だという。

 セ球団のスカウトは「監督やコーチ陣の指導力もさることながら」と、こう続ける。

「投じる資金もスペクタクルですよ(笑)。ある強豪校の監督は『健大高崎野球部の年間予算は1億円。ウチじゃ逆立ちしたって出してもらえない』と話していたほど。さすがに1億円はやっかみ半分かもしれないが、施設の充実ぶりは高校随一と言っても過言じゃない。専用グラウンドは当然、プロ並の室内練習場に各種マシンを備えたトレーニングルーム……野球部の専用合宿所は2つもあり、大浴場とサウナも完備されている。指導者も多く、監督、部長を除いたコーチ、トレーナーだけでも10人。人件費だけでもバカになりませんよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    巨人のプロスペクトだった秋広優人放出の波紋…ファンからは非難噴出、古株スカウトも「余波」懸念

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か