曙太郎さん死去「最新型ベンツに乗る貴乃花を見て頭に血が上り…」生前に語っていた若貴への強烈ライバル心

公開日: 更新日:

あの2人がいなかったら、自分はあれほど早く横綱にはなれなかったと思う。とにかく負けたくなかった。番付は半枚でも下にはいたくない。着ているものも、乗っているクルマも負けたくない。横綱時代、貴乃花が最新型のベンツに乗って国技館に来たのを見てカーッと頭に血が上り、そのままクルマを買いに行ったこともある。当時はまだ珍しかった軍用車のハマーを買って、翌日それで乗り付けたら、あまりのデカさにみんな泡食ってました。アイツはバカかと思ったでしょうね。でも、それぐらい気持ちが入っていたんです」

 負けたくないから、稽古にも力が入る。若貴が在籍する二子山部屋まで出稽古に行った時は壮絶だった。

「最近、『横綱が出稽古で20番取った』なんて記事をよく見るけど、そんなぬるい稽古はやらなかった。100番、200番は当たり前。貴乃花と2人だけで3時間近くはやってましたからね。血だらけ、砂だらけになりながら、どっちも引き下がらない。終わった時は立てなくなるぐらい疲れているんだけど、相手の部屋ではそんなしぐさは見せられない。部屋を出てから帰る途中に吐いたり、急に体の力が抜けて倒れたこともあった。それでも、あれだけ正面から受け止めてくれる相手がいると、稽古は楽しかった。アッという間に時間が過ぎるんです」

 貴乃花との幕内での対戦成績は21勝21敗。ライバル対決はまったくの互角だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に