大谷「ジャッジは勉強になる」の真意…立場上真似できない「常にフルスイング」のジレンマ

公開日: 更新日:

「どういう点差でも、どういう状況でも、自分のバッティングを崩さずにやっているのは、とても印象的。見ていて勉強になるなと思います」

 日本時間10日、大谷翔平(29=ドジャース)が米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューでこう言っている。「勉強になる」とは、11日現在、メジャーダントツの24本塁打を放っているジャッジ(32=ヤンキース)の打撃についてだ。

 ジャッジは22年にア・リーグ記録となる62本塁打をマークしたスラッガー。先のドジャース3連戦でも、大谷の前で計3本塁打を放った。

 大谷はどんな点差、状況だろうとフルスイングするジャッジのスタンスを「勉強になる」と言ったのだろう。ジャッジがメジャーナンバーワンの長距離打者である理由もそこにある。

 大谷もアタマの中身はアメリカ人だ。打者として打球をだれよりも遠くに飛ばしたいし、投手としても人より速い球を投げて打者をキリキリ舞いさせたいと考えている。

 昨オフ、右肘靱帯を修復する2回目の手術を受けた理由について、本人は年末のNHKのインタビューにこう答えている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性