メダル獲得に必要な「ピース」は“飲酒喫煙五輪辞退”の宮田笙子…女子体操団体決勝は最下位

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【パリ五輪】体操女子団体

 結末は大方の予想を裏切ることはなかった。

 五輪直前にエースの宮田笙子(19)が飲酒喫煙騒動で辞退し、岸里奈(16)、中村遥香(16)、岡村真(19)、牛奥小羽(19)の4人で大会に臨んだ女子体操団体。31日に行われた決勝戦は、159.463点で最下位の8位だった。

 本来5人で戦うはずの団体戦に4人で挑戦。1988年ソウル、92年バルセロナ五輪の体操で計4つのメダルを獲得した体操界のレジェンド・池谷幸雄氏は大会前、日刊ゲンダイにこう話していた。

「エースである宮田選手不在の影響で、3点以上は下がるのではないか。残る4人も、本来自分が出なくてもいいと考えていた種目にも、出なければいけなくなった。演技や点数への影響はかなり大きいですよ」

 その言葉通りの結果となったわけだが、果たして4年後のロス五輪ではどうなるか。

 決勝では171.296点で金メダルに輝いた米国の足元にも及ばなかったものの、それでも4人で予選を5位で突破したのは事実だ。

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