柔道男子100キロ級連覇ならず涙…ウルフアロンが失意に暮れて、引退を考えた東京の夜

公開日: 更新日:

 講演会や柔道教室の依頼も積極的に引き受けた。服装に指定がなければ、柔道着や日本代表のジャージを着て、子どもたちと一緒に汗を流した。

 22年2月からは芸能活動に区切りをつけ、柔道に専念したが、イバラの道が待ち受けていた。

 練習中のケガでリハビリを余儀なくされたり、コロナに感染して海外の大会に出場できないアクシデントに見舞われたり…。紆余曲折がありながらも東京大会覇者としての意地を見せ、2大会連続出場を決めたが、連覇の壁は厚かった。

 ウルフは「僕の柔道人生の集大成にしたい大会でした。後悔はない。自分のなかでできることを最大限やって畳の上に上がることができた。やり残しをして負けたっていう風な気持ちにはならない」と言った。10月には柔道界を盛り上げるべく、佐賀国体の「一般」の部に出場する予定だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?