巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

公開日: 更新日:

 セ・リーグは首位巨人から4位DeNAまで4.5ゲーム差にひしめく大混戦だ。2位広島と1ゲーム差の巨人は、10日から1勝4敗2分けと苦手とする敵地マツダスタジアムで直接対決。3位阪神もDeNAを甲子園で迎え撃つ。四つ巴の争いを演じる各チームの泣きどころは──。(巨人編)

  ◇  ◇  ◇ 

 巨人は1日に4者連続バントを仕掛け、阪神から1点をもぎ取った。巨人の阿部監督は「大きな1勝」と息をついたが、門脇が1ボールからセーフティースクイズ、スクイズを連続で試みるも2度ともファウル。強攻策に切り替え、決勝の中前適時打となった。それでも阿部監督は「結果オーライ。ああいう作戦は今後増えていく。練習してほしい」とバッサリだった。

 9日現在、巨人の犠打成功率は.784でリーグワースト。1位はDeNAで.867、広島は.841だ。巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言う。

「バントを失敗した後に適時打が出ても、想定していた形じゃないので、監督としては喜べないのは当然です。こんなに決まらないなら、打たせた方がいいと思ってしまうが、今年の巨人はここぞの一本が出ないから、阿部監督は犠打を多用したくなるのでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ