女王・山下美夢有の敵は申ジエと主催のJGA…日本女子OP単独首位でも油断できない複雑事情

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 こんな日もある。

 大会2日目の天気予報は雨。午後からは雨量が多くなるとみて、この日のピン位置は10ホール以上が奥目に切られた。選手も雨中でのプレーを覚悟していたが、雨は微々たるもの。予報は外れた。

 初日につづきグリーンに着弾したボールはよく止まり、4アンダー2位タイ発進の山下美夢有(23)は2日連続の68をマーク。通算8アンダーで単独首位に立った。

 山下を2打差で追うのは申ジエ(36)と笠りつ子(36)のベテラン勢。5アンダー4位には高1のアマチュア岩永杏奈がつけている。

 大会史上最長のコースは、ラフが10センチ以上伸びている。飛距離(235.63ヤード=57位)
は出ないが、ボールが曲がらないショットメーカーの山下向きとも言える。

 だが、こんな試合でさらに力を発揮するのが申だ。公式戦4勝と海外メジャーの実績(全英優勝2回、23年全米女子OP2位等)が示すように、厳しいコースになるほど上位に入ってくる。

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