オリ中嶋監督 “断固辞任”の決定打は《選手が動かなくなったこと》…後任候補は内部から3人

公開日: 更新日:

 今季5位に沈んだオリックスの中嶋聡監督(55)が最終戦となった6日の試合後、こう言って辞任した。

「僕は責任という言葉をよく使っていた。こっちに責任があるから思い切ってやってくれと。それを考えたら、優勝していたチームがここまで落ちるということの責任を取りたいと思います」

 フロントは再三、慰留したが、中嶋監督の意思は固かったという。オリックスOBの話。

「中嶋監督は選手からひたむきさが消えたことにショックを受けたといいます。全力疾走を含め最低限のことすら、やらない選手も出てきた。口に出して言えばやったことが、言ってもやらなくなった。選手が動かなくなったことが決定打になったと聞きました。福良GMを筆頭にフロントは昨年までのリーグ3連覇と日本一を高く評価していたが、これ以上、指揮を執っても選手のモチベーションを上げる自信がないという本人を翻意させることはできなかったようです」

 昨7日は田口壮外野守備走塁コーチ、梵英心内野守備走塁コーチ、辻竜太郎打撃コーチの退団が発表されたが、次はだれが指揮を執ることになるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波