最速160キロのオリックス山下舜平大が「打線の無援護」を招く致命的欠陥

公開日: 更新日:

 スター候補がまた勝てなかった。

 オリックスの4年目右腕・山下舜平大(21)が昨11日の楽天戦に先発。3連打で招いた二回の満塁のピンチは無失点に抑えたものの、三回に浅村に適時二塁打を浴びて先制点を献上した。四、五回は走者を出しながら追加点を許さず、5回107球7安打1失点で降板。味方の援護なく、今季初勝利はならなかった。

 オリックスが逆転サヨナラ勝ちをしたため、敗戦投手にはならなかったが、最速160キロの剛腕がなぜか勝ち切れない。

 今季初登板だった先月26日の西武戦は散々だった。

 二回に連続四球を与え、六回も先頭から3連続四球。自身ワースト8四死球の自滅で、平井投手コーチに「今の実力。(球に)勢いがあっても枠に行かなかったら勝負できない」とピシャリとやられていた。さるオリックスOBがこう言った。

「この日は2四球で済んだといっても、ボール球が先行して5回で100球を超えているようでは、いくらなんでも球数が多すぎる。こんなにリズムが悪くては、打線だって援護できませんよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発