巨人、阪神などライバル球団が警戒…筒香嘉智に復活気配、球際の弱さからの脱却

公開日: 更新日:
筒香嘉智(C)日刊ゲンダイ

 今季、優勝争いを繰り広げた巨人、阪神をはじめ、ライバル球団がDeNAへの警戒を強めている。

 理由の一つは、今季途中に米球界から復帰した筒香嘉智(32)の復活気配だ。「5番左翼」でスタメン出場した日本シリーズ第6戦、二回にバックスクリーン右へソロ本塁打を放つと、五回には満塁の好機に左中間フェンス直撃の走者一掃の適時二塁打。シーズンは57試合で打率.188、7本塁打、23打点と苦しんだものの、シリーズは6試合で打率.273、1本塁打、6打点。本人は日刊スポーツの手記に「シリーズ直前にようやく軸足の左足に重心を乗せる感覚がハマってきた」と書いた。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

「メジャーからの復帰1年目はタイミングの取り方などで苦労するケースが多い。日米2000安打をマークした福留孝介もメジャーから阪神に移籍した1年目は故障などもあり、打率.198、6本塁打と苦しんだ。筒香もシーズン中に左肋骨を疲労骨折しましたが、本来の打撃ではなかったのは明らか。シリーズでは苦手だった速い球にも対応していたし、来季はケガさえなければ、少なくとも20本塁打は打つでしょう」(ライバル球団首脳陣)

 さらにこの首脳陣は、チームの野球の進化を指摘する。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り238文字/全文778文字)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差