巨人が獲得の新助っ人「昨季3Aトリプルスリー男」は貧打線の救世主になるか?

公開日: 更新日:

 巨人が18日、大リーグのパイレーツからFAになったトレー・キャベージ(27)と契約合意したと発表した。

 188センチ、92キロの大型外野手は、2023年に大谷(現ドジャース)が当時在籍していたエンゼルスでメジャーデビュー。今年1月にアストロズに移籍すると、今季は45試合に出場して打率.209、1本塁打、8打点。11月にパイレーツに移籍していた。23年に3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁の「トリプルスリー」を達成した打力が買われた。

 巨人は今季、4年ぶりにリーグ優勝を果たしたものの、5番打者を固定できなかった。DeNAとのCSファイナルステージでは6試合9得点に終わり、日本シリーズ進出を逃した。阿部監督が「岡本の後を打つ選手がいなかったのが勝てなかった要因」と振り返ったように、シーズンでもリーグ4位だった得点力不足の解消は、今オフの最重要課題のひとつだった。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「巨人は昨季3Aで30発を打った長打力を買ったのでしょう。スイングスピードの速さには定評がありますが、成績が良かったのはこの時だけ。一番気になるのは、今季メジャーでのスライダー系の空振り率が69%と驚異的に高いこと。フォークなどの落ちる系が45%でボール球の空振り率も40%と非常に高い。日本の投手の方が変化球が多くて精度も高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然