著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

ドジャースが開設した日本向け公式ファンクラブが大成功 今後も広告はますます増える

公開日: 更新日:

 ドジャースが2月18日に発足させた日本向け公式ファンクラブは、4つの会員区分のうち最も高額な年会費7万5000円の「MVP会員」の定員枠1200人が3分で埋まるなど、高い注目を集めた。

 MVP会員には今年3月にカブスと行う日本での開幕戦の入場券を2枚まで先着で購入できる特典がある。

 MVP会員にオールスター会員とジュニアオールスター会員を加えた上位3区分の会員は、入会特典として大谷翔平の首振り人形や山本由伸のタオル、会員限定の帽子、ロゴマークの入ったトートバッグなどを受け取れる。

 特に大谷の首振り人形は4月2日にドジャースタジアムで行われるブレーブス戦で「大谷翔平MVP受賞記念」と銘打ち、来場者のみに配布される。従って、入場券代だけでなく日本からの渡航費や宿泊費などを考えれば、割安感があるのは間違いない。後日、米国のインターネットオークションサイトで購入すると400ドル(約6万円)以上を支払わねばならない場合もあるから、大谷の首振り人形は会員特典としては大きな魅力を持っていると言えるだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性