バウアー復帰「フル稼働宣言」でDeNAに大きなしわ寄せ懸念…「沢村賞取りたい」と意気込みも

公開日: 更新日:

「ただ、課題はある」と、球団OBがこう続ける。

「中4日となると当然、球数、イニングは制限される。メジャー時代の平均イニング数はサイ・ヤング賞を取った20年こそ6.64に達しましたが、14~17年は6イニング未満。これだと、リリーフ陣に大きなしわ寄せがきます」

 先発投手も割を食う可能性がある。シーズンは基本、火曜から日曜に6連戦が組まれている。バウアーの初先発は開幕2戦目の3月29日が有力視されている。が、中4日での登板となると、6連戦中に2度先発するケースも出てくるため、他の先発投手のローテを1回飛ばすか、後ろにズラす必要が生じる。

「バウアーの特別扱いによる他の選手へのしわ寄せは、年俸に直結する。首脳陣やフロントがフォローしようにも限界があり、時としてチームの火種となりかねない。そうならないためには、何よりバウアーが公言通り、沢村賞を獲得するなど、他の選手に有無を言わせないくらいの圧倒的な成績を残すしかない」

 とは、前出のOBだ。

  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし