男子フィギュア「表現力とスケーティング」の鍵山優真が「4回転の神」マリニンを凌駕する条件

公開日: 更新日:

 日本時間30日に米ボストンで行われたフィギュアスケート世界選手権の男子フリー(FS)。28日のショートプログラム(SP)で2位に入った日本の鍵山優真(21)は冒頭の4回転フリップ、4回転サルコウに失敗すると、4回転トーループで転倒するなど、まさかの10位に終わった。SPの貯金で合計278.19点と総合3位で表彰台には立ったものの、笑顔はなかった。

 金メダルは、FSで4回転アクセルを含む6本の4回転ジャンプを着氷させた米国のイリア・マリニン(20)。世界選手権連覇を果たした王者の得点は、合計318.56点。約40点の差をつけられた。

 鍵山がショックだったのは、自らのミスで順位を落としたFSより、SPの方だったかもしれない。今季の自己ベストを更新する107.09点を叩き出しながら、王者のマリニンは110.41点の今季世界最高得点。会心の演技を披露してなお、3点以上の差をつけられたのだ。鍵山が持ち前のスケーティングと表現力に磨きをかけても、世界で初めて4回転アクセルを成功させた「4回転の神」には勝ち目はないのか。

 スポーツライターの梅田香子氏はこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  3. 3

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  4. 4

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  5. 5

    石破首相の参院選応援演説「ラーメン大好き作戦」ダダすべり…ご当地名店ツラツラ紹介も大半は実食経験ナシ

  1. 6

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  2. 7

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  3. 8

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  4. 9

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  5. 10

    「サマージャンボ宝くじ」(連番10枚)を10人にプレゼント