オリオールズ菅野智之に待ち受けるメジャーの洗礼…同地区では「魚雷バット」蔓延中

公開日: 更新日:

 オリオールズ・菅野智之(35)が3月31日、ブルージェイズとのデビュー戦で不完全燃焼に終わった。

 試合後、「こんなにストライクが入らなかったのは人生初」と振り返った通り、初回は先頭打者をストレートの四球で歩かせるなど、制球に苦しみ、連打を浴びて2失点。バッテリーを組んだ正捕手ラッチマンが「尻上がりに良くなっていた」と手ごたえを掴みかけた矢先の五回、投球練習中に両手のけいれんを訴えて降板し、初黒星を喫した。初勝利は次戦以降に持ち越しとなった35歳のルーキー右腕には茨の道が待つ。

 オリオールズと同じア・リーグ東地区のヤンキースが、自軍の打者のデータを基に芯の部分に工夫を凝らした飛距離が出るバットを開発。ベリンジャー、ゴールドシュミットらの強打者が使用し、ブルワーズとの開幕3連戦で計15本塁打を放ち、2006年のタイガースがマークしたメジャー記録に並んだ。

「トルピード(魚雷)バット」といわれる改良型は現時点で判明しているだけでも、ヤンキースの他にレイズ、レッドソックス、ツインズが使用。キャンプ、オープン戦ではブルージェイズの打者も試していたといわれ、オリオールズのライバル球団の間で普及し始めているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ