佐々木朗希“肩肘無傷"が生む恐怖…2戦連続KOで崖っぷち、力加減が分からぬままフィリーズ戦先発へ

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 新天地のドジャースでは開幕から2試合、計4回3分の2を投げて4安打3失点、9与四球。2試合続けて序盤にKOされた。2試合とも押し出しを許すなど制球が定まらなかったうえ、初戦で162キロをマークした速球は2戦目に最速156キロとガクンと落ちた。

 2度の登板を受けて開幕前に「ダントツの新人王候補」と持ち上げた米メディアも、「新人王投票ではベスト3に入らない」(米データサイト「ファングラフス」)と手のひらを返し始めている。そんな状況で6日は地区首位を快走するフィリーズ相手に先発予定。前回と前々回の借りを返そうといやでも力が入るところだが、前出のOBがこう言う。

「靱帯を痛めた経験のある投手なら、これ以上、エンジンを吹かしたら危険というのが感覚で分かるはず。けれども、佐々木はそこまでのケガをした経験がない。それ以前の段階、多少、違和感のある状態で自らブレーキを踏んでいたのでしょう。2戦連続KOと後がない状況まで追い詰められたのが初めてなら、どこまでアクセルを踏み込んだら大きな故障につながるかというのも手探りのはずです。次のフィリーズ戦は本人の中にそういった怖さがあると思う」

 6日は強い相手チームだけでなく、内なる敵とも戦わなければならないというのだ。

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