日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心

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 忘れられないのが2022年だ。この年は開幕戦で初優勝すると、そこから10試合で一気に5勝を挙げて「西郷時代」が到来。

「9月末の日本女子オープンからティーショットに不安を感じるようになり、最終戦のリコーカップは初日から2日連続でまさかの83。4日間で通算35オーバーでした。普通の選手ならそんなゴルフでは恥ずかしいですから、体調不良などの理由で途中棄権するはずですが、西郷は逃げなかった。どんな時でもゴルフに向き合う真摯な姿勢は西郷の西郷たるゆえんです」(ツアー関係者)

 当時はドライバーイップスが懸念され、復活は厳しいとの声もあった。西郷はシーズンが終了するとクラブを握るのをやめてゴルフから離れると、新年から連日尾崎の元に通い、本来のスイングを取り戻した。

 ドライバーに苦しんだ22年オフ、所属先(島津製作所)のインタビューで西郷はゴルフについてこんな話をしている。

「一番の醍醐味は、自分で考え、試合を組み立てていくところにあります。特徴が異なる14本のクラブを使い分けながら、状況が刻々と変化するコースをいかに攻略するか。正解は一つではありませんから、考えることが好きな私には、たまらなく魅力的なスポーツです」

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