日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心

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 中継局のWOWOW解説者の羽川豊氏が言う。

「この日はピン位置が奥めの両端に切られ、硬く締まったグリーンに苦しんだ。西郷はドライバーが非常によかったが、ピンへ向かったアイアンがことごとくグリーンにはじかれ、途中から縦の距離感が合わなくなってスコアを落としたが、最後は昨年何度も優勝争いをして悔しい思いをした経験がいきた」

 ルーキーイヤーの昨年は29試合でトップ10入り7回。全米女子プロ、全英女子オープンはいずれも7位と上位に入り、ポイントランキング9位で新人賞を獲得した。

 西郷といえば、ゴルフに関してはストイックで、自己分析力にたける理論派だ。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー1期生で、師匠の尾崎は「ゴルフ脳の高さはトップ」と評価している。クラブに関しても知識があり、メーカー任せにせず、鉛を張って調整する。自分でも「クラブへのこだわりは強い」と言っている。

 そんな西郷を「ゴルフの職人」と呼ぶ人もいるが、2019年に高校3年でプロ入りしてからここまで順調にきたわけではない。

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