落合博満氏も評価 佐藤輝明を支える「2人の師匠」…9号弾で首位走る阪神を牽引

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下柳グラブ叩きつけ事件

「佐藤輝は豪快な打撃がウリである一方、繊細な面がある。打席での結果を引きずり、うまく気持ちの切り替えができないところがあるのです。糸井SAは現役時代から目をかけ、メンタル面のアドバイスも行っています」

 一方、守備面を支えているのが田中秀太守備走塁コーチだ。三塁守備はまだまだ課題が多いものの、試合前には田中コーチが緩いショートバウンドを投げ、ハンドリングの技術を磨くのがルーティンになっており、今季は三塁線の打球処理を強化すべく、右足を引く構えに変えたが、これも田中コーチが佐藤輝の考えを尊重したものだという。

「佐藤輝が昨年、打撃不振に守備のミスが重なり、二軍落ちした直後、『見せしめ』のように289本ものノックを浴びせたのが、当時二軍担当の田中コーチだった。今季から一軍に昇格し、佐藤輝の守備強化はもちろん、メンタル面でも支えになるなど尽力している。現役時代は内野のユーティリティー選手だった田中コーチは遊撃守備時にミスを連発し、ベテラン左腕の下柳に2度にわたってグラブを叩きつけられ、ファンやマスコミから批判を浴びた経験がある。それもあって、三塁守備を巡って批判やヤジを浴びることが多い佐藤輝の気持ちがよくわかるのでしょう。佐藤輝も田中コーチに信頼を寄せていると聞いています」(同)

 昨季よりもノビノビとプレーしているように映るのは、2人の師匠の存在があってこそか。

  ◇  ◇  ◇

 佐藤輝にいよいよ覚醒の兆しが表れているが、その裏に「自信をつけた一打」があったという。いったいどういうことか。佐藤輝に何が起きていたのか。

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