ドジャース大谷に危惧される左肩手術の後遺症…「違和感ある」と断言したキャンプ時から明らかな変化も
盗塁や本塁打への影響は?
ロバーツ監督は大谷がスライディング時に左手を地面についていることに関して、「軽くついているだけだから大丈夫だろう」と話しているそうだが、本当に大丈夫なのか。大谷の左肩はまったく問題ないのか。
大谷は昨年の暮れ、NHKのインタビューで左肩について「シーズン中から痛かった」と話している。そのうえオフに手術した箇所だけに不安は残る。スライディング時に左手が地面につくのは体にしみついたクセなのかどうか、無意識のうちに左手をついてしまう可能性が高い。
となると左肩の状態が悪化すれば、負荷のかかる盗塁はしたくてもできなくなってしまう。左方向への打球がこのままのペースで減り続けるようであれば、打率や本塁打への影響も出てくるだろう。
出場34試合目で10号本塁打を放てば、33試合目で10盗塁。メジャー史上初の50本塁打-50盗塁を達成した昨季は35試合目に10号本塁打、41試合目に10盗塁だった。昨季を上回るペースで本塁打と盗塁を量産しているとはいえ、今後、左肩手術の影響が出ないか気になるところではある。
■先制呼び込む三塁打
その大谷は8日のマーリンズ戦で2打数1安打3四球2得点。
2打席連続四球で迎えた六回1死から救援左腕ギブソンの変化球を捉えて右中間を破る三塁打。3番フリーマンの左前打で先制のホームを踏んだ。