巨人・田中将大 交流戦での一軍復帰は阿部監督の“親心”…勝手知ったるパのマウンドなら抑えられる?
「今年はソフトバンクから司令塔の捕手・甲斐がFA移籍しているため、相乗効果を望める。甲斐とのバッテリーで、よく知るパのチーム相手なら、抑える確率は高まるのではないかという阿部監督の親心でしょう。もちろん、パ球団にも田中将のことは知られていますが……」(同)
2年前の2023年も今年と似た状況だった。1カ月ほど勝ち星から遠ざかっていたが、DeNA戦で勝利。24勝0敗だった伝説の2013年以来となる交流戦白星を挙げている。別の球界関係者が言う。
「これはセ相手の話だが、交流戦にいいイメージがあることは確か。田中将はヤンキースに移籍する前の楽天時代、ロッテの本拠地・ZOZOマリンで5勝2敗と好相性を誇っていた。一方、巨人は通算10勝21敗3分けとマリンスタジアムを苦手としている。強い風に翻弄され、2年前には名手の坂本が落球するなど過去に何度もミスで星を落とし、ホームベースを踏み忘れるなど、信じられない“事件”が起こる鬼門の球場。今年は6月3日からの開幕3連戦がマリンスタジアムです。田中将に出番があるかどうか」
ロッテは19日現在、チーム打率.206で12球団ワースト。91得点もリーグワーストだけに、復帰の舞台としてはうってつけかもしれない。なお、古巣の楽天戦は6月6日から東京ドームで3連戦となっている。