カブス鈴木誠也の球宴初出場に「大谷の壁」…打点トップでもファン投票は落選必至、カギ握る組織票

公開日: 更新日:

 しかし、球宴本番でスタメン出場は大谷に譲っても、控えに名を連ねる可能性は十分にある。

 仮に鈴木がファン投票で落選しても、控え野手と投手を決める監督、選手間投票に回ることになる。

 オールスターの控えは前半戦に活躍した選手が順当に選ばれる傾向にある。選手間投票により年間最優秀選手賞などを決めるオフの表彰でもそうだが、鈴木は今後も「RBI(打点)マシン」として機能し続けれれば、各球団の監督、選手の支持を集められるだけでなく、「組織票」も期待できそうだ。

 現在、メジャーに在籍する日本勢は23年WBC日本代表のカージナルス・ヌートバーも含めて両リーグ計13人。彼らが投票するのはもちろん、同僚からも多くの票が見込める。

 鈴木は右翼もこなせるだけに、ナの控えとして重宝されそうだが。

  ◇  ◇  ◇

 そんな鈴木は「巨人の星」さながらの家庭環境で育った。なんでも、学校の宿題をしていたら、「勉強する暇があったら走ってこい」とも言われたそうだ。その仰天スパルタ教育とはいったいどんなものだったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い