今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇
野手の1位候補は他に1人くらい
「プロを引きつけるのは、やっぱり長打力。今春のリーグ戦も全12試合で5本塁打と16打点で2冠。出塁率+長打率のOPSは1.429と圧倒的な数字で、2季連続優勝とMVPになっています。現巨人の二岡智宏ヘッドコーチの現役時代のように、逆方向へ大きな当たりを飛ばせるのが最大の魅力。山口県出身のため、巨人と阪神以外にも準地元の広島が早くから1位の有力候補に位置付けていましたが、ここにきて他球団も評価を上げているのです」
前出の球界関係者が続ける。
「巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が3日に亡くなり、球界はミスター一色。改めて偉大さがクローズアップされている。『4番・三塁』を花形にしたのは、他ならぬミスターで、その後は現役時代の原辰徳前監督や現在の岡本がその系譜を受け継いでいる。立石は右の和製大砲で“ミスターの後継者”と言ったら現段階では大げさですが、そうなり得る逸材だけに、巨人と阪神、広島はもちろん、人気が集中する可能性があるのです」
そもそもアマチュア球界に「右の強打者」は少ない。
「最近では中大から入った牧秀悟(DeNA)や森下翔太(阪神)が挙げられるが、ただでさえ希少価値がある中で、今年のドラフト1位候補は、健大高崎の石垣元気など投手が多く、打者の1位候補は、他に明大の捕手・小島大河くらい。ミスター死去によって改めて野手のスター候補が見直されているのは確か。中日、ヤクルト、ロッテといった今季貧打、得点力不足にあえぐチームや、石垣ら投手を指名しそうな球団まで、こぞって立石に乗り換える可能性が出てきたというのです」(前出の関係者)
人気が上がれば上がるほど、「恋人」を引き当てる確率が下がる巨人にとっては、悩ましい限りだ。
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今秋ドラフトといえば、広陵から大商大へ進んだプロ注目の捕手が、女子中学生への性犯罪容疑で逮捕され、球界内外に衝撃を与えている。プロ・アマの関係者の多くは、その背景に大商大の環境面での問題があると見ているという。いったいどういうことなのか。同大野球部の監督が直前に起こした“もうひとつの事件”とは。いま、何が起きているのか。
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