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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

プロ野球の社会的地位を一変させた長嶋茂雄の存在意義をいま一度噛み締めたい

公開日: 更新日:

「誰も足を向けて寝られない」

 プロスポーツを変えたのだ。

 69年、読売新聞と報知新聞は“黒い霧事件”を報じた。

 このスクープ翌日に他界する巨人の初代オーナー、正力松太郎は「巨人軍は常に紳士たれ」という遺訓を残した。

 長嶋の出現でプロ野球の社会的地位は一変した。「紳士たれ」はそれを忘れるなという戒めに他ならない。

 いま、プロ野球の年俸は億単位に跳ね上がり、大リーグからも注目される──現在がどう実現したか。長嶋茂雄の存在意義をいま一度噛み締めたい。

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