長嶋茂雄さんの衝撃的な偏食ぶり…スイカとメロンの真ん中の部分だけを食い散らかしていた

公開日: 更新日:

 全体練習後に新加入の江藤の特守がメニューに組み込まれていたのだ。チーフスコアラーだった私はノックの手伝いをすることになっていた。脱ぐならここだな、と思っていたら、長嶋監督が車に乗ってサブ球場にやってきた。グラウンドに足を踏み入れ、ノックバットを持っていた私に「どうだ?」と声をかけてくる。どうだ? というのは江藤の動きではなく、ファンの盛り上がりのことだ。

「見てください、監督。今日は(ファンが)多いですよ。ここ数年じゃ、一番ですよ」

 私もそう言って、長嶋監督をけしかける。

 事実、サブ球場の周りには過去に見たことない人数のファンが二重、三重になってあふれかえっていた。

「んん、そうかぁ?」

 うれしそうに球場を見回す長嶋監督に、

「監督、どうぞ。よろしくお願いします!」

 と、ノックバットを手渡して、ダメを押した。その直後、バッとグラウンドコートを脱いだ長嶋監督に、東京ドームでの公式戦以上の大歓声が降り注いだ。傍らで見ていた私も思わず見とれてしまったが、長嶋監督はグラウンド外でもやはり特別な人だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  2. 2

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  3. 3

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  4. 4

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  5. 5

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  1. 6

    Snow Man宮舘涼太の交際発覚にファンが怒るワケ 「よりによって相手は女子アナ…」

  2. 7

    元横綱・照ノ富士の暴力事件で伊勢ケ浜部屋は評判ガタ落ち…絶頂期が一転「指導者も親も嫌がる」

  3. 8

    イラン攻撃に沈黙する高市外交の“二枚舌” 米国とイスラエルの暴挙に「法的評価は控える」の笑止

  4. 9

    イラン攻撃が招く原油爆騰インフレの恐怖「サナエノミクス」で庶民への打撃拡大…それでも「利上げ」に反対なのか

  5. 10

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”