長嶋茂雄さんの衝撃的な偏食ぶり…スイカとメロンの真ん中の部分だけを食い散らかしていた
試合前、東京ドームの食堂に行くと、テーブルの上に食べかけのスイカが散乱していることがよくあった。どうした? と聞くと、「分かってるでしょ?」と苦笑いの選手。だよな、と言って大笑いするのが、夏場の決まり事みたいになっていた。メロンなんかもそうだが、長嶋監督は蜜とジュースがたっぷりの真ん中の部分しか食べない。
食堂に現れ、「ん? きょうはスイカか」と言うや、三角に切られたスイカの頭の部分だけをポキッ、ポキッと指で折って、口に放り込む。私もこの目で何度も目撃したことがある。開幕前にチーム関係者を招待して開いてくれる「決起集会」もまたすごかった。
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当連載【プレイバック「私が見た長嶋茂雄」】の次回も、引き続き樋沢氏の「寮長が見た巨人軍」の続きを掲載予定。