ドジャース佐々木朗希の球威回復を妨げるもの…故障再発に怯え“臆病マインド”で自らブレーキ
ここまでは期待を大きく裏切り…
「患部の状態はマイナーの実戦マウンドに上がるまでに回復したとはいえ、全力で腕を振った時にどうなるか、内心は不安で仕方がないのだろう。ロウキに限ったことではないが、故障明けの投手が球速をアップするには精神的な障壁を取り除いて乗り越えられるかが重要になる」と、フィジカルよりもメンタルを問題視した。
佐々木は昨オフ、複数球団による争奪戦の末、ドジャース入り。「25歳ルール」によるマイナー契約での移籍とはいえ、渡米前からの評価は高かったが、8試合に登板して1勝1敗、防御率4.72。故障もあってここまでは期待を大きく裏切っている。
すでにロバーツ監督は佐々木を地区優勝、ポストシーズン進出争いが熾烈になる9月上旬に昇格させる方針を明かしており、メジャー復帰のノルマとして「5回、75球」を課した。山本、大谷らとともに6人ローテの一角として起用される見込みとはいえ、プライアー投手コーチによれば、佐々木自身が故障再発を恐れて自らブレーキをかけているわけだ。
9月上旬のメジャー昇格までに残されたマイナーでの調整登板は2試合。佐々木は指揮官が設定する復帰日までに自信を取り戻せるか。
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米国で暮らす佐々木の「臆病マインド」に関係あるのかどうかはさておき、日本ではその隣にはいつも母親がいた。メジャー挑戦をさせろとゴネ散らかした一昨年のオフもそうだ。いったいあの時、何が起きていたのか。改めて振り返ると佐々木の人物像が見えてくる。
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