佐々木朗希「ヤル気満々」の裏に《今オフメジャー挑戦は不透明》…無理したくなかった昨季と状況一変

公開日: 更新日:

佐々木朗希(22)には開幕投手とか、任せたことがなかったので責任を与えるのもいいかなと思いました」

 CSファーストステージ第1戦を翌日に控えた11日、ロッテの吉井監督は佐々木を初戦の先発に起用する理由についてこう言った。

 佐々木は昨年もCSの開幕投手を務めた。しかし、「責任」は与えられなかった。先発して3イニングをピシャリと抑えると、お役御免となったからだ。

「夏場に左脇腹を痛めて2カ月弱離脱。復帰3戦目となるソフトバンク戦の直前、発熱で登板を回避した。ところが、熱は下がっても、本人はCSでの登板に後ろ向きだった。首脳陣が説得して渋々、先発した経緯があるのです。佐々木はかねて球団にポスティングシステムによるメジャー挑戦を直訴、昨オフは本気で海を渡るつもりだったといわれるだけに、無理はしたくなかったのでしょう」(ロッテOB)

 ところが、今回の佐々木は投げる気満々だ。チームのCS進出を決めた1日の楽天戦は5安打1失点で一昨年以来の完投勝利。試合後のお立ち台では「CSは3位からですけど、日本シリーズに行って、日本一になれるように頑張ります」と話した。スタンドのファンの前で「日本一を目指す」と公言したのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変