仁志敏久の人生を変えた「居酒屋堀内」での夜…「また野球が好きになれると思った」

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「仁志敏久の真実」(第22回=2010年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回は元巨人監督の堀内恒夫氏について触れられた、「仁志敏久の真実」(第22回=2010年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 監督の堀内は就任すると、秋季キャンプで宿舎の自らの部屋を開放。珍しい芋焼酎などを集め、「気軽に訪ねてきてほしい。酒でも飲みながら、野球の話をしようじゃないか」と選手に呼びかけた。スポーツ紙も協力して、「宮崎に居酒屋『堀内』が開店」などと大きな記事を書いたものの、そうはいっても、なかなか選手の方から監督の部屋を訪ねることなどできない。「居酒屋堀内」は開店休業が続いた。

「キャンプが始まって数日して、練習中に声をかけられたんです。『誰も部屋に遊びにこねえんだよ』って。『じゃあ、今夜、伺いますよ』『来い来い。待ってるぞ』みたいな会話をした。で、その夜、実際にお邪魔したわけです」

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